金融業界によるチャリティイベント「第21回 FITチャリティ・ラン2025」が2025年12月7日に東京都明治神宮外苑周辺で開かれ、国内外の金融サービス関連99社から4,500人超が参加しました。協賛金や参加費、当日販売のTシャツ、チャリティくじなどを合わせた寄付金総額は約6,300万円となり、2005年の開始以来の累計寄付額は約11.6億円に達しました。

FITチャリティ・ランは、資金調達に苦労する中小規模のNPOを支える目的で金融業界が連携して行う寄付付きランイベントです。2025年大会は11月10日~30日にオンライン種目(ランニング、サイクリング、ウォーク)、12月7日に実開催種目(10km・5kmラン、ウォーク、キッズラン、企業対抗リレー)を実施し、参加費は一人6,000円でした。寄付額が最も多かった企業は三菱UFJフィナンシャル・グループ、続いてKPMGジャパン、太陽グラントソントンが並びました。

大会で集まった寄付金から経費を差し引いた額は、アトピー性皮膚炎の子ども支援や食品ロス削減、特別養子縁組支援、森林保全、高齢者らの移動支援などに取り組む8つの団体に均等に配分されます。オンラインとリアルを組み合わせたハイブリッド開催や学生から公募したTシャツデザインなど、新たな試みも行われました。

実行委員会は、今後も金融業界のネットワークを活かして継続開催し、参加者にとって安全で楽しいイベントであると同時に、多様化する社会課題を知るきっかけの場として発展させていく方針です。支援先や活動内容の周知がどこまで広がるかが、今後の寄付拡大の鍵になりそうです。

【イベント情報】

FITチャリティ・ラン公式サイト

http://fitforcharity.org/ja/about-us/about.html

source: PR TIMES

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